NL PURE52mmついに発売!


 本国での情報公開から問い合わせも多かったNL PUREの52mmがついに日本国内でも発売となります!
 NL PURE 10x529月12日発売
 NL PURE 14x5210月4日発売となりました。

 NL10x52は先日の胎内星まつりでも好評で、EL10x50を超えると話題になっていました。
 弊社スタッフも別の機会に覗かせてもらいましたが、まず驚いたのは握った時の感覚です。

 
 スペック上の重量は1020gとEL10x50の999gからわずかにボリュームアップしましたが、NLシリーズの特徴でもある流線形のボディは52mmでも握りやすく、抜群のホールド感で覗くNL52はスペックほどの重さを感じられません。

 また驚くべきは130mという1000m視界で(NL10x52)、これは8倍に近い視野の広さを持っていることを示します。
 そこに52mmの対物レンズ径がもたらす明るさが加われば光の乏しい条件下では最高の性能を発揮します。

 好評だった胎内星まつりのように天体を眺めるにも強力な双眼鏡ですし、自然、野鳥観察においても厳しい条件の中で最高精度の視界を見せてくれます。

 さらにNLシリーズの特徴でもあるFRPヘッドレスト(別売)を装着すれば、安定した視界での観察が可能

 移動を伴わない観察にはこちらも9月12日に発売となるTAs三脚アダプターを使用すれば、三脚に乗せて重量を気にすることなく観察をすることもできます。

※2024年9月10日追記

 実機が入荷しましたので展示機にて比較を行いました。
 NLPURE同士でのサイズ感はこのような感じです。



32→42→52段階的に大きくなっているのが解ります。
そしてEL50との比較です。こちらはほとんど変わらないサイズ感でした。



幅もほぼ同じですが持ってみた感じでは若干NL方が重いはずなのに軽く感じられます。
これもやはりNLの特徴的なデザインによると思われます。

見え味の比較なのですが、スマートフォンのカメラ上で行うとカメラの自動補正などもあり画像としての比較は正直難しいので、今回はNL PURE10x52のみ写真でお伝えいたします。



 VPA-2を使用してNL PURE10x52で撮影。正面ビルの間にある室外機スペースの暗がりを撮っています。
 一枚目は双眼鏡の設置位置からの外観撮影二枚目は双眼鏡に装着して1倍状態=10倍の視界で撮影この時点で暗がりの奥まで視認できるのが解ります。そしてそこの状態から3倍で撮影したものが三枚目となります薄闇の中は奥まではっきりと映っています。

 この通り、NLPURE10x52は52口径の明るさで光の乏しい場面では肉眼では見えないものまで見せてくれます。
 TAs三脚アダプターの安定感もあり、手持ちでも三脚使用でも十分に活躍ができます。



 三脚は現在も販売されておりますSLC用の三脚アダプターと同様にブリッジ下部に装着します
 三脚アダプターのサイズも小型になっており、重さも89gと軽量に。
 現行のスワロフスキー雲台ならば、ネジ穴の使用をせずに取り付けが可能です。
 三脚アダプターがあれば安定感のある観察ができますが、こちらはむしろ14倍との活躍が期待されます。
 
   NL PURE10x52に関してはやはりNLシリーズでも特に人気のある10x42のアッパー版という位置づけになると思います。
 重量感やサイズ感もELの42と50ほど差も感じられませんし、NLの特徴である広い視野とヘッドレストの使用で快適な観察を楽しむことができます。

※2024年10月2日追記


 14倍モデルが入荷いたしましたので、比較いたしました。
 本体ボディに関しましては10倍と差異はありませんので割愛いたします。

 今回比較しましたのは倍率による見え方の違いです。
 今回はNL12x42も加えて、10倍、12倍、14倍での見え方の違いを比べました。
 比較方法はVPA2による1倍での撮影です。
 ※肉眼での見え方とは異なりますので、あくまで倍率としての違いです。肉眼で観る方がもっときれいです。
 同じ時間帯にほぼ同じ場所から同じものを撮影しました。


 
 10倍
 
 12倍

 
 14倍
 
 10倍と12倍ではそこまでの差は感じられませんが、10倍と14倍ではその差は大きいです。
 スワロフスキーのぴしっとした増質もあり看板の小さい文字も楽々読めてしまいます。
 
 高倍率で気になるのがやはり手ブレではありますが、これに関しては双眼鏡の構造上の宿命というべきか10倍よりは14倍の方が当然手ブレ感は大きいです。高いグリップ性能のおかげで大きな手ブレこそありませんが、細かなブレ感は仕方がないところです。ヘッドレストとの組み合わせや、三脚を使用して安定感をだしてやると手ブレを気にしない観察ができるでしょう。



 NL PURE 10x52 はコチラ

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